レム睡眠が正しい状態となっていないことで起きる”レム睡眠行動障害”。

”レム睡眠行動障害”というと、あまり聞いたことが無い病名かと思います。基本的には年代 に関わらず発症する症状ですが 50歳以上になると、発症率が高まる傾向となっています。 本来、”レム睡眠”は、脳の活動が活発となると共に、身体機能を限りなく低下(休息) させている睡眠状態。”身体の休息”と”記憶の整理”をしている大切な睡眠時間と なっています。

□sponsord.link

単なる”寝言”なら問題はありませんが、睡眠中に”大声で叫んだり”する行動の中にも、 ”レム睡眠行動障害”が存在している場合もあります。実際に、寝ているのにも関わらず 起き上がり”動きまわる”ようなことも。

昔、”レム睡眠行動障害”という症状が明らかになっていなかった時代には、「何か魔者にとり付かれた」 「悪魔や霊現象」などとして恐れられたこともあったのも、うなずける出来事(症状)かと 思います。

レム睡眠行動障害の特性!!


レム睡眠行動障害によって起きる”症状”
本来、”レム睡眠”時には、脳が活発になって、身体機能を休息させることから、「脳からの指令が身体へ 伝達されないような状況」が作り出されています。しかし、そんなレム睡眠における、「脳からの指令遮断」 という機能が上手く働かなくなるのが”レム睡眠行動障害”です。

その結果・・。 レム睡眠時には、”夢を見る”ますが、「脳の指令が身体に伝達されてしまう状態」となってしまっている ことから、「夢での出来事(行動)が実際の身体行動に現れてしまう」のです。”レム睡眠行動障害”を有している ときには、「悪夢」であることが多くなるため、実際に身体に現れる行動はとても”暴力的な言動”と なることも多々あるのが特徴です。また、それらの睡眠中の言動を本人はまったく自覚していないのも特徴となります。
現時点では明確な原因は不明。”レム睡眠行動障害”
レム睡眠行動障害は、現時点では明確な原因は掴みきれていないのが実情です。ただ、ひとつの可能性としては 、「脳の神経細胞が変性」していくことにより発症する症状の可能性が考えられています。

要因が定まっていないことから、治療としても効果的な方法は存在していないようです。睡眠に関する対処療法 も行ないながら、”薬物療法”を取り入れることになりますが、効果的な”薬”も現時点では見つかっていない 状況です。
本人の”睡眠”には、あまり大きな影響は無いのも特徴。
レム睡眠時の”行動”に異常が見られるだけですので、ノンレム睡眠などは通常通り得ることが出来る ようです。それゆえに、本人の”睡眠”としては、あまり大きな阻害感は無いのも特徴といえるのでは ないでしょうか。ただし、実際の行動に伴う「ケガ」や同居人に対する「負傷行為」の可能性があること から、”外傷”に関する対策を考慮しておく必要がありそうです。

□sponsord.link

睡眠

ちょっと雑学。”意識”と”身体機能”との関係性。


”夢遊病”などからわかる「意識」と「身体機能」との関係性!!
一般的に、「意識があるから身体活動が出来る」「意識によって身体が動かされている」と多くの方が 思っているのではないでしょうか。でも、”睡眠”に関する各種障害や症状の研究が進むにつれて、 明らかとなってきているのは、 「意識が管理している身体機能は、一部分である」 ということなのです。

あまり、ピンとこないかもしれませんが、”夢遊病”などの症状は上記を裏付けている出来事なのです。 ”夢遊病”は、「深いノンレム睡眠時」に起きる症状。ですから、”意識”を司っている「大脳皮質」という 脳部位は、深い睡眠状態となっているのです。それなのにも関わらず、”夢遊病”時には、「料理をしたり」 「車の運転をしたり」といったとても複雑な行動を起こすことも事例として知られているのです。 ノンレム睡眠では、「脳の感覚系機能」は正常に働いている状態ですので、”感覚機能”が作動していれば、 ”意識”は無くとも”身体を作動させることが出来る”ことが実証されたこととなるのです。

睡眠と健康

Sponsord.link

「レム睡眠行動障害」と「夢遊病」には大きな違いが!!

夢遊病

睡眠時に”行動”を起こすことから、”レム睡眠行動障害”と”夢遊病”を同一視 してしまっている人もいるようですが、その実体は大きく異なりますので、誤解の無いようにしていただければと思います。

”夢遊病”と呼ばれているのは「睡眠時遊行症」のこと。基本的に”病”ではなくて、成長過程 における、一過性の”異常行動”として位置づけられています。”レム睡眠行動障害”は、 「レム睡眠時」に起きる障害(病)であるのに対して、”睡眠時遊行症”は、ノンレム睡眠時 に起きる異常行動です。単純に言えば”寝たまま行動する”症状。小児の10%以上に現れるとも 言われているほど、一定頻度のある要素です。 発症する年齢は4歳〜8歳くらいで、ほとんどが思春期までには見られなるといわれています。。